このページの目次
iPhoneの機種変更でトラブル
最近、iPhoneの機種変更を自分でしたのですが、その際に発生した予期せぬトラブルについて書いてみたいと思います。キャリアはドコモなので、他の通信事業者を使っている方の参考になるかはわかりませんが、この記事が自分で機種変更をしようと思っている方の一助となれば幸いです。
ショップで機種変更の世代
私が初めて携帯電話を手にしたのは、今から約30年前です。確か電話とメールはできたと思うのですが、記憶が曖昧になっています。ガラケーからスマートフォンに変わり、格安SIMの登場によって通信事業者の数も圧倒的に増えたのですが、私の場合はドコモ一筋です。
支出の固定費としての通信費は高額となりがちなので、大手キャリアとの契約は見直すべきだという風潮があることは十分承知していました。ahamo等のサブブランドの存在も知っていましたが、電話等の利用に特に不自由を感じることがなかったのでそのまま続けてきた感じです。
ところで、私と同世代や上の世代は機種変更といえば携帯ショップでするものというイメージを持っている人が大半だと思います。私自身も今までの機種変更は全てドコモショップで行ってきました。整理券を取って順番待ちをし、カウンターで新端末の購入、データ移行等の手続をして分厚い取説等を紙袋に入れて持ち帰ってくるというのが当たり前だったわけです。
携帯ショップでの購入を避けた理由
先ずは、iPhoneが非常に高額だということが理由のひとつです。円安も要因の一つとなっているのでしょうが、高くても選ばれる理由が実際に使ってみるとわかります。私の場合、今回の機種変更でスマホとしては3台目、iPhoneでは2台目となりますが、今後もiPhoneを使い続けることになると思います。
次にiPhoneをキャリアで買うと割高となります。数万円前後の金額で機種によっても異なりますが、少なくともアップルストアで買うより割高になるのは間違いありません。また、ショップで機種変更すると事務手数料を取られますし、不要なオプション契約を勧められることもあるようです。今回、機種変更前にプラン変更をオンラインで済ませたのですが、娘の契約内容を確認してそれを実感しました。
最後に、クイックスタート等の利用によってデータ移行が簡単にできるということです。その手順を説明する動画がたくさんアップされていますので、それを参照しながらやれば誰でもできるはずです。はずなのですが、今回はミスってしまったのでそれを書いていきます。
新端末のアップデート
データ移行中に新端末画面で「iOS 26.0.1」(2025年10月現在)へのアップデートが入ることがあります。アップデートをすることにより、データ移行できなくなる場合があることを動画で予習していましたので、後でアップデートするという方を選択してスルーしたのですが、後の画面でアップデートをする以外の選択肢のない画面にいきついてしまいました。
仕方なくアップデートをして、新端末にホーム画面が表示されます。アイコンが新旧で一緒ではなかったのですが、こんなものなのかと思い、やれやれ移行が完了したとほっとしていたのです。その直後、Wi-Fiに接続するためのパスワードの入力を求められます。その時点でデータ移行が完了せずに失敗したことを悟ります。
データ移行のやり直しをするために端末の再起動をしてみたのですがうまくいきません。新端末を初期化することでデータ移行のやり直しができましたので、初期化する手順を載せておきます。
「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」
ちなみに、OSのアップデートは維持されるようで再度アップデートをすることはありませんでした。
データ移行時に最も注意すべきなのは、電話番号の移行は後回しにすることです。SIM(eSIM)関連の移行を後回しにすることで、旧端末で電話による問い合わせができましたし、eSIMクイック転送ができない場合は旧端末で確認コードをSMSで受け取る必要があります。
eSIMクイック転送ができない
できない原因は旧端末が対応機種ではなかったことでした。ドコモのホームページによると、eSIMクイック転送機能が利用できるのは、以下のiPhoneとなります。(2025年9月19日時点)
- iPhone 17 Pro、iPhone 17 Pro Max、iPhone Air、iPhone 17
- iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Max、iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16e
- iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPhone 15、iPhone 15 Plus
- iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max、iPhone 14、iPhone 14 Plus
- iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max、iPhone 13、iPhone 13 mini
- iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12、iPhone 12 mini
- iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone 11
- iPhone SE(第3世代)
eSIM利用までの流れ
「ドコモオンラインショップ HOME」>「SIMのみ新規・契約変更(5Gへの変更等)」>「ドコモ eSIM」>「eSIMの発行(お持ちのeSIM機種で利用する)」>「申込み手続きに進む」
具体的には、QRコードを読み取ってプロファイルのダウンロード、旧端末で確認コードを受け取る、EIDの入力(データ移行が完了していれば、「設定」>「一般」>「情報」で確認し、長押しでコピペできます。)等です。
2025年10月現在、手数料は無料です。ちなみに、オンラインではなくドコモショップにお願いすると4,950円かかるそうです。
最後に
この記事は、キャリアショップでの購入、機種変更することを否定するものではありません。お金はかかってもショップに依頼したいというニーズはあると思います。
しかしながら、事務所近くのドコモショップはいつ見てもガラガラのような気がしますが・・。好立地の賃料、人件費等のコストが嵩むことは容易に想像できますので、店舗数は減っていくことになるのではないでしょうか。
また、キャリア以外で購入したスマホは動作保証がされません。新品のiPhoneで電話できない、5G通信できないなんてことはあり得るのか疑問です。この点について、聞いてもいないのに元アップル社員と名乗るドコモのオペレーターに尋ねてみたところ、そのようなことは経験したことがないと言っていました。
それにしても、今回はドコモの電話対応によって即日助けられました。ドコモ以外で購入した端末の対応はしないと言いながら、1円にもならないオンライン手続方法を案内してくれたわけですから。

司法書士の藤山晋三です。大阪府吹田市で生まれ育ち、現在は東京・三鷹市で司法書士事務所を開業しています。人生の大半を過ごした三鷹で、相続や借金問題など、個人のお客様の無料相談に対応しています。
「誰にも相談できずに困っていたが、本当にお世話になりました」といったお言葉をいただくこともあり、迅速な対応とお客様の不安を和らげることを心掛けています。趣味はドライブと温泉旅行で、娘と一緒に車の話をするのが楽しみです。甘いものが好きで、飲んだ後の締めはラーメンではなくデザート派です。
三鷹市をはじめ、東京近郊で相続や借金問題でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
